小説執筆

電子書籍出版の売り上げはタイトルで9割決まる(多分)

電子書籍出版のタイトルについて語る……

 

そのまえに、頭痛が痛い。

昨日の記事で紹介した本を一生懸命読んでいたんですよ。

それはそれは一生懸命。

そしたら、肩こり・頭痛に。

 

ああ思い出した。

自分、本好きなんだけど滅茶苦茶肩こりするから、下むいて本を読む姿勢を二時間以上しちゃいけなかったんだ。

毎回毎回、本読んで→肩こり→頭痛→頭痛薬飲んで寝こむ のフルコンボなんだ。

しかしここ最近、「お灸」という「こり全般速攻解消魔術」を習得したので、今回はその魔術のお陰でかなりマシです。

頭痛薬飲んでPC打てるくらいにはマシです。

でも、やっぱ調子悪いです。

本をいくらでも読める体が欲しいぃぃぃぃぃぃ!!!!

 

さて、電子書籍のタイトルについて読もうと思ってきたあなたに私の愚痴をきかせることができて、満足です。

愚痴ってどうしても言いたいんです。

聞く方は迷惑なんですけどね。

でも、言う方は言いたいんです。

 

……と、ここで終わったらあなたは怒るでしょう。

いやいや、普通にタイトルのことは書きます。

ちょっと個人で出している電子書籍のことが気になって、ネットを徘徊していたのです。

そしたら、皆さん普通に「かっこいい」「それっぽい」タイトルをつけてるんです。

 

・オシャレ(抽象的な名詞の組み合わせ)

・有名なラノベとかのタイトルのいいまわし、そのまま

・キャラ名がメイン(読者はキャラ名を出されても全くイメージわきません)

 

たしかに、よくあるタイトルっぽいです。

でも、そのタイトルを見た時に「どういう作品か」「どういうおもしろい展開が起こりそうか」が想起されるものが殆どありません。

偉そうに言える立場ではないのですが、一つだけ聞きたいんです。

「みなさん売りたいんですよね?」

そして、出版社のバックアップもなければ宣伝広告もないんですよね。

ということは、本そのものが自分で宣伝するような形にしておかないと売れないですよね。

なら、タイトルは読者への売り込みですよね?

書いている人はプロじゃなくて、趣味だと仮定します。

すると、その本の潜在的な読者はどういう人でしょうか。

多分、書いているあなたと同じ趣味趣向の人間ですよね。

自分が好きなモノを書いているはずだから。

となれば、自分が初めてその本を見た時に、思わず手にとってしまうタイトル をつけるのが妥当ですよね。

そのタイトル、小説を書く前のあなたが手に取るようなタイトルですか?

 

というようなことを思いました。

そして、自分にもブーメランで返ってきました。

自分、そんなタイトルつけてなかった……orz

人の振り見て我が振り直せ、ってやつです。

しかし、売りたいんですよね。

売りたいんだったら、その小説を書かなかった平行世界の自分がいるとして、その並行世界の自分が手に取るタイトルをつけていきましょうよ。

無料ならヘボいタイトルでもときどき間違って読んでくれる人がいますけど、有料になると本当にだれも買う以前に手にとってくれないですから……

【小説ネタ】キャッチーなタイトル集

「嘘作品紹介」みたいに内容まで考えてないですが、思いついてしまった変なタイトルと一言メモを列挙しておきます。

 

  • 脳内無血革命
  • 人工衛星になった三人のおっさん
  • 人工知能 VS 人工痴能
  • 食事ができないレストラン ~世界のメシマズレストラン~
  • スマートじゃないフォン
  • 天使爆弾
  • 一石 二十万鳥
  • 一石 二十七万二千五百二十一鳥
  • 初心者のための人生読本
  • 6人の幽霊とプレデター
  • 男3匹 と 5千の魔物   と17万8千の友軍 :ピンチかと思ったら楽勝だった
  • 男3匹 と 8千の魔物   と戦略級核弾頭  :勝てる!(確信)
  • 12人の村長
  • 千里の道も散歩から
  • おもちゃの魔王
  • 闇の卵と食いしん坊な王女様 :食べちゃ駄目ーーーー!!
  • 初めて死ぬ人の冥界名所案内
  • 300才を超えた人のためのスウィープ健康法
  • 前を向いて、後ろに走って
  • 長時間会議をさらに長引かせる17の方法
  • 片手でスマートフォンを3台同時に使う方法
  • 12体満足 :手足が多い人の人生記
  • 山でマンモスに襲われない方法 ~襲われてからでは遅い! すぐにきく13の方法~  :絶滅してますが……
  • ハムスターの逆襲
  • 最強怨霊と450人の凄腕退魔師 :フルボッコ
  • 人間にとってつまようじとはなにか?
  • ある日 世界が裏返って
  • 先生! 僕、毎日性別が変わるんですけど
  • そこで死になさい
  • 世界を変えるおなら
  • 自爆のすすめ
  • 地縛霊のすすめ :自爆のすすめの便乗本
  • トイレは手洗いの後で
  • ディナーはランチの後で ランチは朝食の後で
  • 注文がない個人商店
  • もし剣術の達人が萌えアニメにハマったら
  • 偉人が語る「萌え」 ~聖徳太子が語った 西郷隆盛も語った~
  • 俺の見間違いでなければ、校長がネコ耳をつけているようなのだが
  • 死ぬだけダイエット
  • 飽食ダイエット
  • 刑務所ダイエット ~元肥満空き巣が語る、3ヶ月の服役で必ず痩せる方法~
  • 偏差値20の世界とは ~全部間違えてもまだ27~
  • 知らないと恥をかく この世界の秘密
  • 突き抜け力
  • 死ぬまで走りなさい 私は歩くけど
  • 認識・矛盾・とりあえず・突破・そして
  • 電車の中でズボンが脱げたら ~極限状態のマナー~
  • 社長のかつらを掴んでしまったら ~極限状態のマナー2~
  • 会いたカッター殺人事件
  • いいぜ、やってやる! ~野良猫ダリィの生き様~
  • クルッと回って 目を回して
  • 私の心はチョコレートでできている
  • 野村先生と小林先生の罵倒術 ~○○高校の名物喧嘩先生~
  • ゴキブリダイエット :読みたくない
  • できる女の視線術
  • ネアンデルタール人がみた最先端半導体プロセスの夢
  • 四畳半の宇宙海賊
  • 変態と呼ばれた男
  • 破産の美学
  • 斜め45度の人生
  • 斜め57度の人生
  • 斜め1328度の人生
  • 空を見ながら地上を見る方法
  • あの先に見えるものは
  • となり町まで24日 ~壊滅的方向オンチの日本一周旅行~
  • 神様の手紙
  • 八百万の大戦記 通貨の神 と 電子マネーの神
  • 八百万の大戦記 ラノベの神 と BLの神
  • 八百万の大戦記 たけのこの里の神 と きのこの山の神
  • 自殺名所のラーメン屋
  • 靴を売っているケーキ屋さん
  • 伝説の麦茶を求めて
  • 神様殺人事件
  • 私は受験生としてリサイクルショップの10円の文房具だけを使うことに決めた! いまここで!

 

つまようじシリーズ

メモ:つまようじが好きすぎる作者が書いているシリーズという設定

  • つまようじを語る
  • つまようじから学ぶ宇宙の真理
  • つまようじと仏教
  • つまようじとキリスト教
  • つまようじ VS コアラのマーチ
  • つまようじ 一人砂漠を行く
  • 東の爪楊枝 VS 西の爪楊枝
  • 人生はつまようじ一本でうまくいく
  • 私とつまようじ
  • つまようじ格闘術 ~カンガルーからマンモスまで~
  • つまようじ飛行術 ~初級浮遊から超高速飛行まで~
  • つまようじ天候術 ~雨乞いから戦略級大規模台風の発生まで~

 

 

【小説執筆】どうしてyui君の小説は読む気をなくさせるのか

yui君 ラノベ作家を目指す大学生。執筆能力:評価ポイント0の記録を更新しつづける程度の能力

なない このブログを書いている人。執筆能力:たまたま一発当てられる程度の能力(実は大したこと無い)

 

 

yui: あぁ、なないさん。

なない: あ、この野郎! 昨日の作品読んだぞ! 貴様……今日は生きて帰れると思うなよ!?

yui: い、いきなりなんですか……? 意味が……

なない: うるせぇ! ハンバーガーぶつけんぞ!

yui: ハンバーガー?

なない: イケメンにハンバーガーぶつけると死ぬってネタだよ! いちいち返すな!

yui: あれ? チーズバーガーじゃ……

なない: あれ? そうだったか……んー……

yui: そ、そんなことより、僕の作品、そんなにまずかったですか?

なない: まずかったぞ……あぁ、あぁ……思い出すだに腹が立って堪らない。

yui: そ、そんなにひどかったですかね……

なない: どうしてお前は! どうしてこういう冒頭を書いちゃうんだよぉぉぉ!! この野郎!!

yui: え!? い、痛い痛い! 顔はやめて! 顔は!

なない: 貴様、それでもプロかぁぁ!!

yui: アマチュアです! アマチュアだから! だから顔はやめて!

なない: うをぉぉぉぉ!!!

yui: やめ、やめてくださいって!

なない: うるせえ! なんでかしらないがツイッターが凍結されたり、Googleアドワーズから凍結されたり、今日は機嫌が悪いんだ!!

yui: ど、どんな犯罪をしたんですか?

なない: してないわっ! 多分ブログ記事のURL投稿がスパムとして勘違いされたのと、アドワーズはクレジットカードの期限切れだっ! それぐらいしか心あたりはない! しかし、文面とかが滅茶苦茶喧嘩売られている感じで、疲れている俺の心にダイレクトアタックだ!

yui: ダイレクト……

なない: とにかく機嫌が悪いんだ! くそっ! 犠牲になりやがれ、うをおおおおお!!!

yui: ぎゃああ! や、やめっ……!!

 

 

なない: あぁ、疲れた。

yui: す、スッキリしたじゃないんですね……ひ、ひどい目に合った……

なない: くそっ……なぜ凍結などという憂き目に合うのだぁぁぁぁ!!

yui: まだ気にしてるんですか……

なない: 俺はそういうことがいつまでいつまでも気になって仕方がない、面倒くさい性格なんだぁぁぁ!!

yui: は、はぁ……

なない: うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! おおおおおおおおおお!

yui: も、もういいですか?

なない: まだだ! うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! ばっきゃろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

yui: あの、もういいんじゃないですか?

なない: いやだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!! うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

yui: あの、キリがないんじゃないかと思うんですけど。

なない: っっはぁ!! ……そうだな。さて、ここまでで何を学んだ?

yui: ほへ?

なない: 貴様! 俺がストレスを発散するとともに大事な教訓を伝えていたのに、伝わっていなかったのか!? ええい、その脳みそにダイレクトアタッ……

yui: う、うわ、洒落になってませんって。正気にもどってくださいよ!!

なない: ……ふう。いやいや、すまないね。なにしろああいう事務メールが一番くるんだ。特に仕事から帰ってきて一番最初にそんなもの見ると、ダメージが数倍に……

yui: あぁ、それはわかりますね。

なない: さて、ここまでで何を学んだかね? 何を学んだかね? 何を学んだかね?

yui: なんで三回も言うんです?

なない: 馬鹿だなぁ、そこはスルーするところだ。そうやって細かいところにこだわっていくにしたがってどんどん酷くなっていくんだ。これまでで、小説でありがちな「駄目パターン」を再現しているんだが。

yui: え? ただ愚痴ってただけじゃないですか。

なない: それが駄目パターンだってことだよ。なぜ気がつかない!

yui: 防御で忙しくて……

なない: そういう言い訳はどうでもいい! さぁ、見ろ! 先頭から読み直してみろ!

yui: そんなメタな話をされても……。

なない: 違う! これが貴様が書いた小説だ! さぁ読め! わざわざクソ高いインクを消費して印刷してきたんだ!

yui: あぁ……えーと、普通にいい出来だと思うんですけど。

なない: どこが!? 見ろ、この冒頭を! なんのひねりもないファンタジーものという設定についても言いたいことは山のようにあるが、なんだこの冒頭は!?

yui: どこかまずいですか? 普通にキャラ同士が会話していますけど。

なない: 会話はしてるけどな……正直、テンプレ設定とテンプレキャラを何も考えずに三流作者が書いているようにしか読み取れないぞ! 全く新鮮味がない。

yui: こ、心が痛い! ちょっとは手加減してくださいよ!

なない: ここまで俺たちが会話した内容を振り返ろ! 本題に入るまで大して面白くもない愚痴話が続いているだろう。テンションだけで無理やり引っ張っているが、それもなければ果てしなくつまらない冒頭だ。読者の8割が本題に入る前にページバックだ!

yui: ああ、自分で愚痴はおもしろくなかったってわかってるんですね……

なない: つまり、冒頭でこんな面白くもない会話文を書くのは、俺が愚痴話を垂れたのと同じことだ! なんで冒頭を一番つまらなくするんだよ! このの長々とした会話の後で、ヒロインがさらわれるというかろうじて興味が惹かれる展開があるだろ。

yui: か、かろうじてですか。

なない: 適切な順番で見せられればそれなりに興味をもったかもしれないが、最初の会話があまりに長すぎてむしろ「ようやくいなくなったか」と思ってしまった。

yui: ひ、ひどい!

なない: この展開を冒頭に持ってくればいいだろ! 冒頭に興味を引く展開を持ってこいよ! 読者に何にも訴えかけない冒頭じゃ、読むのやめてくださいって言っているようなもんだぞ!

yui: その会話文で引きつけてるつもりだったんですけど……

なない: それは……ちょっと頭冷やそうか。

(続く?)

アイディアは詰まっているのにつまらない作品

「小説家になろう」で読んでいて「アイディアいろいろ入れてるなぁ。でもつまらないなぁ」と思う作品があった。
どうしてアイディアを入れるだけではおもしろくならないのか。
それについて考察してみる。

作者ががんばっている所≠読者が楽しむ所

悲しくもこれが現実。
例えば、自分が「親戚の小学生の年度末テストがおかしすぎる」で一番頑張ったところってなんだろう、と考えてみる。
あれは自分的にもかなりプレッシャーを感じつつ書いた作品なので、基本的に全部頑張っているが、その中でも最もがんばったところを考えてみる。

……(なない考え中)

答え:超絶《ちょうぜつ》戦略級 超超超広域決戦終結用 二十七式縮退《しゅくたい》相転移《そうてんい》砲

このネーミングだね。

超絶戦略級
超超超広域
決戦終結用
二十七式
縮退相転移砲

この中二病の塊みたいな名前を考えるのにどれだけ苦労したか。
しかし、誰もこんなとこに触れないし、自分が今作品を読み返しても全く印象に残らない。
つまり、無駄だったんだよ、これは。

ということで、頑張れば意味があるわけじゃないんだよ。
読者が面白がるところを頑張らないとダメなんだよ。

作者が頑張る所

これはもうだいたい決まっている。

・凝った設定
・凝ったネーミング

「おお!」と言ってもらえるようなひねった設定やネーミング。
しかし、実際は読者はそんなところを気にしていない。
自分が自分の作品を読んだ時であっても、そんなところはスルーしている。

読者が気にする所

逆に、自分が読者の時に気にしている所。

・キャラクターのアクション&会話
・展開

キャラクターの設定ではなく、動いてたり会話しているキャラクターについて着目している。
そして、物語の大枠の展開。

凝った設定やネーミングは無意味なのか

と残念に思うところだけど、某掲示板の人気作品が語られているスレッドとかを見ていれば、実はそういった細かな設定に言及している人もいる。
つまり、全く無意味ではない。
しかし、これが人気作品であることに注意しよう。
不人気作品では「つまんなかった」の一言で終了で細かい所を見る人はいない。

結局凝った設定とネーミングはどういう扱いになるのか?

○不人気
キャラクターや展開を見る人が多く、細かな設定にこだわる人はほとんど居ない。(ほぼ0人)
設定にこだわる人は非常に低確率。

○少し人気
設定にこだわる人は相変わらず低確率。
しかし、ファンの絶対数が不人気作品とは桁が違うので、設定にこだわる人がちらほら出てくる。

○大人気
人数が増えるので、設定にこだわる人が更に増えてくる。
さらに、ファンが集まることでその中で「知識を自慢したい」という人たちが出てきて、そういった人たちが細かい設定をフォローし始める。
こうして設定にこだわる人が途端に増える。

まとめ

あくまで持論だけど、大人気の作品であれば細かな設定にこだわる意味はあると思う。
しかし、それ以下の作品であればその設定は読者に届いていない。
好きでやるのであれば構わないけど、「読者受け」を狙って頑張っているのであれば、がんばるところが違うと思う。
そのかわり、キャラクターと展開をがんばったほうがいい。