創作関係

個人でオンライン販売するときの最低価格について

個人で電子ファイル(画像・文章)を売りたいなぁと思った時、「大作を売りたい」という人と「ちょっとしたものを売りたい」という人がいると思う。
あるいは「手間がかかったものとちょっとしたものの両方売りたい」という人もいると思う。

電子ファイルを販売できるサービスはたくさんあって、どこも手数料は1割+数十円ととても安い。
(リアルでクレジットカード決済サービスなんて頼んだらどれだけするか)
なので、それなりに手にかかったものを数百円~数千円で売るなら全く困ることはないと思う。

問題はちょっとしたものを売りたいとき。
「儲からないのは分かっているが、ためしに50円で売ってみたい!とにかく売りたい!」とか。
しかし、実はそういう小額決済は難しい模様。

Gumroadでは最低価格99円。
Dlmarketでは最低価格200円。(コインで買うとか選べばもっと低額も選べるけど、使い切らないかもしれないプリペイドポイント買うのはみんな嫌がると思う)

まぁ、数十円しかお金取れないものを売るのが間違いなのかもしれない。
特に、クレジットカード番号を入れる手間とか考えると、ネットで50円の物を買うのはリアルで50円の物を買うよりも面倒くさい。

うーん、やっぱり百円以上で売るしか無いのかな。

【小説執筆】どうしてyui君の小説は読む気をなくさせるのか

yui君 ラノベ作家を目指す大学生。執筆能力:評価ポイント0の記録を更新しつづける程度の能力

なない このブログを書いている人。執筆能力:たまたま一発当てられる程度の能力(実は大したこと無い)

 

 

yui: あぁ、なないさん。

なない: あ、この野郎! 昨日の作品読んだぞ! 貴様……今日は生きて帰れると思うなよ!?

yui: い、いきなりなんですか……? 意味が……

なない: うるせぇ! ハンバーガーぶつけんぞ!

yui: ハンバーガー?

なない: イケメンにハンバーガーぶつけると死ぬってネタだよ! いちいち返すな!

yui: あれ? チーズバーガーじゃ……

なない: あれ? そうだったか……んー……

yui: そ、そんなことより、僕の作品、そんなにまずかったですか?

なない: まずかったぞ……あぁ、あぁ……思い出すだに腹が立って堪らない。

yui: そ、そんなにひどかったですかね……

なない: どうしてお前は! どうしてこういう冒頭を書いちゃうんだよぉぉぉ!! この野郎!!

yui: え!? い、痛い痛い! 顔はやめて! 顔は!

なない: 貴様、それでもプロかぁぁ!!

yui: アマチュアです! アマチュアだから! だから顔はやめて!

なない: うをぉぉぉぉ!!!

yui: やめ、やめてくださいって!

なない: うるせえ! なんでかしらないがツイッターが凍結されたり、Googleアドワーズから凍結されたり、今日は機嫌が悪いんだ!!

yui: ど、どんな犯罪をしたんですか?

なない: してないわっ! 多分ブログ記事のURL投稿がスパムとして勘違いされたのと、アドワーズはクレジットカードの期限切れだっ! それぐらいしか心あたりはない! しかし、文面とかが滅茶苦茶喧嘩売られている感じで、疲れている俺の心にダイレクトアタックだ!

yui: ダイレクト……

なない: とにかく機嫌が悪いんだ! くそっ! 犠牲になりやがれ、うをおおおおお!!!

yui: ぎゃああ! や、やめっ……!!

 

 

なない: あぁ、疲れた。

yui: す、スッキリしたじゃないんですね……ひ、ひどい目に合った……

なない: くそっ……なぜ凍結などという憂き目に合うのだぁぁぁぁ!!

yui: まだ気にしてるんですか……

なない: 俺はそういうことがいつまでいつまでも気になって仕方がない、面倒くさい性格なんだぁぁぁ!!

yui: は、はぁ……

なない: うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! おおおおおおおおおお!

yui: も、もういいですか?

なない: まだだ! うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! ばっきゃろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

yui: あの、もういいんじゃないですか?

なない: いやだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!! うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

yui: あの、キリがないんじゃないかと思うんですけど。

なない: っっはぁ!! ……そうだな。さて、ここまでで何を学んだ?

yui: ほへ?

なない: 貴様! 俺がストレスを発散するとともに大事な教訓を伝えていたのに、伝わっていなかったのか!? ええい、その脳みそにダイレクトアタッ……

yui: う、うわ、洒落になってませんって。正気にもどってくださいよ!!

なない: ……ふう。いやいや、すまないね。なにしろああいう事務メールが一番くるんだ。特に仕事から帰ってきて一番最初にそんなもの見ると、ダメージが数倍に……

yui: あぁ、それはわかりますね。

なない: さて、ここまでで何を学んだかね? 何を学んだかね? 何を学んだかね?

yui: なんで三回も言うんです?

なない: 馬鹿だなぁ、そこはスルーするところだ。そうやって細かいところにこだわっていくにしたがってどんどん酷くなっていくんだ。これまでで、小説でありがちな「駄目パターン」を再現しているんだが。

yui: え? ただ愚痴ってただけじゃないですか。

なない: それが駄目パターンだってことだよ。なぜ気がつかない!

yui: 防御で忙しくて……

なない: そういう言い訳はどうでもいい! さぁ、見ろ! 先頭から読み直してみろ!

yui: そんなメタな話をされても……。

なない: 違う! これが貴様が書いた小説だ! さぁ読め! わざわざクソ高いインクを消費して印刷してきたんだ!

yui: あぁ……えーと、普通にいい出来だと思うんですけど。

なない: どこが!? 見ろ、この冒頭を! なんのひねりもないファンタジーものという設定についても言いたいことは山のようにあるが、なんだこの冒頭は!?

yui: どこかまずいですか? 普通にキャラ同士が会話していますけど。

なない: 会話はしてるけどな……正直、テンプレ設定とテンプレキャラを何も考えずに三流作者が書いているようにしか読み取れないぞ! 全く新鮮味がない。

yui: こ、心が痛い! ちょっとは手加減してくださいよ!

なない: ここまで俺たちが会話した内容を振り返ろ! 本題に入るまで大して面白くもない愚痴話が続いているだろう。テンションだけで無理やり引っ張っているが、それもなければ果てしなくつまらない冒頭だ。読者の8割が本題に入る前にページバックだ!

yui: ああ、自分で愚痴はおもしろくなかったってわかってるんですね……

なない: つまり、冒頭でこんな面白くもない会話文を書くのは、俺が愚痴話を垂れたのと同じことだ! なんで冒頭を一番つまらなくするんだよ! このの長々とした会話の後で、ヒロインがさらわれるというかろうじて興味が惹かれる展開があるだろ。

yui: か、かろうじてですか。

なない: 適切な順番で見せられればそれなりに興味をもったかもしれないが、最初の会話があまりに長すぎてむしろ「ようやくいなくなったか」と思ってしまった。

yui: ひ、ひどい!

なない: この展開を冒頭に持ってくればいいだろ! 冒頭に興味を引く展開を持ってこいよ! 読者に何にも訴えかけない冒頭じゃ、読むのやめてくださいって言っているようなもんだぞ!

yui: その会話文で引きつけてるつもりだったんですけど……

なない: それは……ちょっと頭冷やそうか。

(続く?)

対談風ブログ記事を書いてみよう

新人ライターである自分、佐藤昇(さいとうのぼる)は対談風のブログ記事を書いているという「なない氏」の元を訪れた。

 

 

佐藤: 本日はよろしくお願い致します。

 

なない: いや、ちょっと待って下さいよ。なんなんですか。いきなり玄関でボイスレコーダー取り出されても……。新聞の勧誘ですか? しゅ、宗教関係ならお断りですよ!

 

佐藤: え? あ、あぁ、申し訳ありません。私こういうものでして……

 

なない: なになに……「ツブレソウ新聞社」。こんなふざけた新聞社知りません。帰ってください。

 

佐藤: い、いやいや、本当ですって! 上司の菊池からなないさんの事を伺いまして、本日インタビューさせていただければと思いまして、参上いたした次第でございましてですねぇ……ええと……

 

なない: ああ、菊池さん。

 

佐藤: あ、ご存じですか?

 

なない: いいえ、全く。

 

佐藤: とにかく私は怪しいもんじゃありませんから、まずはお話を……

 

なない: 玄関先でいきなりボイスレコーダーを突きつけてくる人が怪しくないと言ったら、どんな人が怪しいんですか。とにかく帰ってくださいよ。

 

佐藤: そういうわけにはいかないんですよ。お願いします!

 

なない: では、近所のカフェに向かいましょうか。

 

佐藤: あ、ありがとうございます。では、お願いします。

 

なない: ……と言いたいところですが、この辺りにそんな気の利いたものはありませんでした。近所にあるのは錆びた滑り台とシーソーとペンキのハゲたベンチがある公園ぐらいなものです。

 

佐藤: ではそこで話しましょうか。

 

なない: 嫌ですよ、そんなところ。

 

佐藤: ならお家に入れて頂いて……

 

なない: だ、誰が、そんな不審人物入れますか! いいから帰ってください!

 

佐藤: 私にも生活があるんです! お願いですからインタビューさせてください!

 

なない: 嫌ですよ! 近所に気の利いた喫茶店でもあれば別ですが……あぁ、作りましょうか。

 

佐藤: え?

 

なない: 外へ出て見て下さいよ、隣が喫茶店になっていますから。

 

佐藤: あれ、住宅しかなかったと思いますけど……

 

なない: いいからいいから。

 

(二人、玄関から外に出る)

 

佐藤: あ、あれ!? なんで店が!? さっきまでこんなものなかったと思いましたけど!?

 

なない: まあまあ、話は店の中でしましょうか。

 

 

 

(喫茶店の中へ移動し、窓際の座席につく)

 

佐藤: 空いてますね。

 

なない: そういう設定ですから。

 

佐藤: なにか狐に化かされているような気分ですが……なんなんですかね。

 

なない: ええまぁ、幻ですから。

 

佐藤: なにがですか?

 

なない: 全てがですよ。この景色もこの喫茶店も全てが幻です。狐に化かされる以前の話ですよ。

 

佐藤: すいません、いきなり哲学的な話をされてもついていけなくてですね……

 

なない: いえ別に哲学でもなんでもありませんよ。この喫茶店は存在しませんから。

 

佐藤: ちょっと何を言っているのかわからないんですが……。もっと率直にいっていただけますか。

 

なない: だから、ここ現実じゃないですから。

 

佐藤: ……なにを言ってるんですか?

 

なない: まさかこの説明がこんな長くなるとは思わなかった……ブツブツ……。単純にこのインタビューが虚構ですからね。簡単にいうと、あなた、ただの想像上の人物です。

 

佐藤: はぁ? あの、いきなりそんなぶっ放されても困るんですけど。そもそも今日は……まぁ私も上司から詳しい話を聞かずに「とにかく行って来い」とおしり叩かれてきただけなんですけど、対談風のブログ記事を書いているというのでその話を伺いに来ただけなんです。

 

なない: それを今書いているんですよ。

 

佐藤: あれ、まだ書かれていないんですか。私はてっきりそういった記事を何本を書かれていて、それを見た上司が私に行って来いと言ったのだと思ったんですけど。変なことするなぁ、あの人も。

 

なない: あぁ、すいません。その人も実在しませんね。名前だけです。

 

佐藤: ですから、そういう婉曲発言は……ちょっとやめてもらえますか。よく意味がわからないので。それにちょっとイラッとしますので。

 

なない: あかん……リアリティラインを間違えた。

 

佐藤: なにがです?

 

なない: いえ、人物のリアリティラインの設定を間違えたといっているんですよ。あ、あなた、真面目すぎですよ。これじゃ話が平行線じゃないですか。とにかく、ここは私の頭のなか! 今あなたと話しているこの内容自体が「対談風ブログ記事」なんです! そして、あなたも想像上の人物! わかります!?

 

佐藤: はぁ……? だからそういうことを言われても……

 

なない: ちょ、私が頭おかしい訳じゃないですからね! 本当にそうなんですよ! いきなり喫茶店が現れたでしょう。ここが現実でないことの証拠です。というか、そこを承知した上のキャラクターを作るべきだった! 全然話が進まないーーー!!

 

佐藤: なんなんですか……一体。

 

なない: ど、どうしたらここが現実でないことを信じてくれます?

 

佐藤: そんなことを唐突に言われてもですね……信じませんよ。なんなんですか、本当に。

 

なない: 小説の中で普通に自分で考えて行動する自立型キャラクターを対談に組み込むとこうなるのか……。これは困った……

 

佐藤: なんなんですか。私は単純にインタビューに来ただけなんですが。まだ書かれていないということですが、どういう内容を対談形式で掲載する予定何ですか?

 

なない: だから……この会話とかがまさにそうなんですが。

 

佐藤: あぁ、なないさんもボイスレコーダーとかで記録されているんですか? 見たところそういったものを持っているように見えませんが。

 

なない: えぇ、まぁ……そういうことにしておいてください。

 

佐藤: これからはどのように進めていくつもりですか?

 

なない: ええとですね……そのまんまです。インタビューしてくれる相手にいろいろ話をしていく感じでヨモヤマ話を書いていこうと思いまして。言いたいことをずらずら書いていくより、対談形式・会話形式のほうが頭が回っていいたいことが言いやすい気がしましてね。だからまぁ、あなたを作ったわけなんですが……

 

佐藤: 作ったと言われましてもねぇ。

 

なない: 機嫌を悪くされても困ったなぁ……。まぁ、そのうち近いうちに状況を納得していただけると助かるんですが……ってなんでこんな下から出ないといけないんだろう。

 

佐藤: 意味がわからないのはこちらですがね。

 

なない: あかん……雰囲気が悪すぎる。ええっと、ではまた今度ということで。

 

佐藤: そうですね。また明日出直してきます。それでは失礼します。

 

正直に言って「なない氏」は理解不能な人であった。

そう思いながら喫茶店を後にした。

 

 

■後書き

小説とかで使うタイプのキャラクターに「いやここは現実じゃないから」とか言ったらこうなってしまった……

普通にそういうことを承知しているキャラクター設定にしておけばよかったぜ(汗;