メモメモ
◇結論
その人しかいない。という立場にならないといけない。
つまりは換えの効かない「有名人」
報酬は、そのサービス自体の真の価値で決まるのではなく、
「誰から提供されているか」で決まる。
ものすごい品質を提供してもほどほどの報酬が限界であるが、
そこそこの品質でも「凄いとされている人」が提供すれば桁外れの報酬を請求できる。
(そしてお客さんも納得する)
◯ステータス(地位)
誰かに公式に認められたり、他人から認知されるもの。
他人がどう認識するかというもの。
「お金持ち」「有能」など。
そのためには公式に認定される方法がある。「東大主席」とか「簿記一級取得」とか。
しかし、公式に認定されなくても地位を作ることはできる。
それは「演出」。
奇妙な衣装・奇妙な振る舞い・奇妙な家で「特別な人」になることができる。
特別な人になるとお金に関しても普通とは違っていても人はすんなり受け入れる。
(要は高額請求できる)
人ではなくサービスにも地位がある。
サービス地位を築く場合には、サービスに演出をさせる。
例えば、カーペットの掃除をする場合に、「いきなり業者がやってきてきれいになりました」は普通すぎる。
それにたいして、「最初に調査官がやってきて、汚れに旗を立てていき、そのあとに業者がやってきて調査官の話を聞いて作業を行い、最後に調査官が掃除前と掃除後の写真を並べて説明する」という演出をするとそのサービスは特別になる。
もちろん価格も普通のカーペット掃除と違う金額を請求できる。
サービスの現実的な演出方法
1,現状のもの(お客さんのことや他人の商品・サービス)の問題点を明らかにする。
これで「おお、このサービスは他所と違う!」とお客さんは思う。
(結果を出すことより欠点を指摘することのほうが簡単で、しかも印象的)
2,適切な会場で専門家として紹介され、講演をしたりする
お客さんは「こんなところで専門家として紹介されるんだからすごい人に違いない」と思う。
3,疑問を持たずに地位を上げてくれる顧客層を増やす
「この人はすごい」と太鼓判を押してくれるお客さんを増やすことで、凄さをアピールできる
4,団体を無料・有料で使わせてもらう
他の団体と組むことでそこからのお墨付きをもらって、その点を凄さとしてアピールできる
◯価値
価値とは独自性である。
「換えがない他にないもの」である必要がある。
もちろん「高品質なワイン」にも価値があるが、
連綿と綴られてきたストーリーと特徴的な8エーカーの小さな農園のぶどうから作られるワインには計り知れないほどの価値がある。
品質だけではある程度の価値しか作れないし、今の時代、酷い品質のものは滅多にないので、品質だけでは埋もれてしまう。
品質が悪いものばかりのカテゴリーであれば、品質がいいことが価値となりうる。
しかし、おしなべて品質がそこそこいい場合、そしてお客さんがその品質に不満を感じていない場合、さらにいい品質のものを提供しても価値が生じない。
価値を生じさせるのは「独自性」である。
他に替えがなくて、そこにしかないものである。
人の価値を作る場合、その人にあった仕事を見つける必要がある。
1,自分のモチベーションの源を理解する
2,その人にとって仕事が仕事でなくなるほど楽しいことを仕事にする
3,その人の才能を最大限活かす。不得意なことで才能を制限してはいけない