1,文章より会話のほうが早い
メールで長文をやりとりしたり、「~~はこうですか?」「はい」のやり取りに丸一日書けている人もいる。
記録を残す必要がある事(数値データ・荷物の発送・内示(正式な注文を貰う前に客から指示をもらうこと。これがないと失注した時にお金を取れない))以外ははっきりいって話すのが一番早い。
特に技術的なこんがらかったことや、質問・確認を繰り返すことはメールでやり取りしていると亀のように遅い。
会話の百倍の時間がかかる。いやほんとまじで。
「~~ってこうですか?」「いやちがいます。~~です」「え?それって~~ということですか」「そうです」
というやり取りを会話ですれば30秒。
メールだと朝質問出して返信が翌日なんてことは普通なので、普通に2日。
下手すれば放置されて一週間かかる。
100倍どころじゃないでしょ?
「メールの反応が遅くても待ち時間は別の仕事できるじゃん」という声があるが、それはその通り。
しかし、だめな理由が3つある。
1,マルチタスクは効率が悪い。一つ一つの仕事をさっさと片付けていけば早いが、幾つもの仕事を並列させて「そういえばあれどうなったっけ?」と仕事を切り替えながらやるのは、精神的にも負担が大きいし効率も悪いし物忘れも多い。
2,依頼をして相手が動いている気になっているかもしれないが、相手もメールだからすぐに応答しなくていいやと後回しにしているので、実は動いていない
3,メールを書く時間がかかる、読む時間もかかる。しかも会話ほど情報が伝わらない。会話だと緊急度とか向こうの建前と本音とかも伝わるが、メールだとそういうところ全然だめ。
一番いいのは対面。それがだめでも電話で話すのが一番早い。
それで話がまとまったあとに「さきほどお電話したとおりに、◯◯をして◯◯をするということをお願い致します」と会話していない人にもわかるように関係者をCCにいれてメールすればOK。
それ以外の途中経過の当事者以外見ても意味がわからないメールとか無駄無駄。
2,人にさっさと動いてもらう
自分でできる仕事だけじゃなくて、人にやってもらわないといけない仕事って多い。
そういうものをやはりメールなんかでやりとりしていると、向こうは普通に後回しにする。
世の中ってそういうものだ。
そこで上で書いたように直接話したり電話をする。
そうするとだいたい「あぁ、わかりました」といってやってくれる。
自分が電話された場合もそう。
特定の話題について話をしていると、その話題関連の記憶が活性化されるのでその仕事をやりやすくなる。
メールの文章だけだと全然活性化されないので、基本的にものすごく面倒くさくて後回しになる。
3,人の時間を節約する
作業と報告という仕事があれば、普通の人は「作業が9割で、報告は1割くらいでしょ?」と思うかもしれない。
しかし、簡単な作業ならいいが開発系の面倒なことって文章にする自体が大仕事。
例えば、「作業1時間、相手が納得しそうなそれっぽい文面つくるのに2時間」なんてこと普通にある。
つまり「その作業をやってみて状況をメールして下さい」なんていうと相手の時間の三分の一ぐらいしか有効活用できていないことになる。
そこで、10分会話して「あぁ、なるほどそういうことですか。じゃあ◯◯お願いします。状況はわかったのでメールとかいらないです」とすれば、相手の時間を全て有効活用できる。
4,ちゃんと対応してくれる人と組む
そもそも会話してもどうやってもちゃんとやってくれない人・組織というものはある。
・その人の性格
・無能
・単純に忙しい
いろいろあるが、とにかく頼んでもやってくれない。
そういうところを上手く使ってなんとかしよう、とか思ってもそんなの無理。
基本的に他人は他人、コントロールなんて土台出来ない。
最初からちゃんと対応してくれるところと組もう。