最近大変にスランプである。
いちおうちょっとした短編を投稿してみたり、未完成の作品に手を入れたりしていたのだが、やっぱりどうにも乗りきれない。
そりゃだれだって乗れない時があるものだけど、最近は慢性的に乗れていない気がする。
なんでだろう。
ということでちょっと考えてみる。
まず、乗っていた時にことを思い出してみよう。
・思いついたことを作品にするのが面白い
まずはこれ。
これがなければ始まらない。
物語という物を作るのが無性に面白かった。
なんでかわからないけど、とにかくそうだった。
ところが今は何故かそうは思えなかったりするのである。
・自分の中で考えをふくらませることが楽しい
作品を作るというのは自分の頭のなかで成長していくアイディアを見守るようなこと。
ふっと浮かんだ小さな物語が膨らんでいくのが楽しい。
今はそれがないし、なかなか膨らまない。
どうも、物語脳がお休みしたがっているらしい。
・キャラクターたちの会話の広がりが楽しい
キャラクターたちを自由に会話させると思いもよらない方向へ広がっていったりする。
自分で考えているはずなのにそうとは思えない飛躍をする時があって、それがとてもワクワクする。
しかし、どうもそれがいまはあんまりない……というのがある。
それから自由に展開させるとだいたい終わりがなくて、そのまま作品として完成しなくて未完成作品としてただ積み上がっていくというのがある。
つまり、これを楽しみたくても、これを楽しむと作品にならなかったりするのだ。
だから段々これをやらなくなる。
そして作品作りのドキドキが減って、つまらなくなっていく。
・投稿して他人に読んでもらうということが冒険だった
かつて作品を人に読んでもらうということはとても怖くてスリリングなことだった。
もちろん今でも非常にドキドキしてストレスがある行為だけど、最初の頃とはだいぶ感じが変わってきた。
最初の頃はどう反応するのか全くわからない所へ自分の作品を放り込むという感じだったが、今はそこそこ反応が読める。
もちろん思いがけない感想とかはあるけど、そこまでとんでもない感想が来ることはまぁない。
最初の頃の冒険感は今はなくなってしまった。
・つっこむことがなくなった
投稿してないものも多いけど、創作の意欲が従来の王道へのツッコミだったりした。
物語ってよくそんな展開するけど実際はそんなわけないじゃん、と言いたくて書いているものが多かった。
でも、いまなろうに投稿されている作品でそういう部分につっこみを入れている作品は多くあって、いまさら自分がツッコミを入れる必要はないというのが現実。
そうすると書きたいネタは当然減ってくる。
・小説が日常になってしまった
かつて自分にとって小説を書くことも読むことも日常を離れる行為だった。
しかし、ここんところ毎日のように考えていたり書こうとしていたせいですっかり日常になってしまった。
つまり、開放感がないわけで。
それじゃ面白く無いよね。
- とまぁ、こんなことを思った次第。
- そうはいっても気が向けばまた書くのだろうけれども、かつてのようにすごい勢いでシコシコ書くことは無くなりそうです。
- とはいえ、一番シコシコ書いていた作品は全然未完成で投稿してないので、外から見れば書いていても書いていなくてもおなじに見えると思うけどね(汗;
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