ゴミ捨てが楽しい件

昔はゴミ捨てとか苦手だった。

というか、なんでもかんでもとっておくタイプ。

子供の頃から分解とか工作とかが好きだったので、「いつかつかえるかも」と部品取り用にガラクタさえも大事にとっておくタイプだった。

が、ちょいと前から年末に向けてゴミの片づけを初めて見たら、これが案外楽しいという不思議。

 

まずは本の片付けから始まった。

本というのはこれほどまでになく片付けやすいものでありながら、逆にこれほどまでになく片付けにくいものでもある。

勢いが付いていると、これがとっても簡単に片付けられる。

 

例えば数年前に投資を本格的にやろうとして、銘柄分析とか相場取引とかそういう本を買いまくって、いろいろトライした。

でも結局、とにもかくも向いていないということが明らかになった。

アクティブに運用しようとすると毎日注視していけないといけないので、非常にストレスで他のことに差し障る。

しかも、相場の動きは自分の気持ちは関係ないので、注目しているとじれったいほどまったりとしか動かなくて、一日の仕事から帰ってくると思いがけず動いていたりする。

要は自分のペースで進まないので、ストレスだ。

しかも、失敗ばかりする。

これは手間とストレスに対して結果が見合わないとアクティブ運用はやらないことにした。

 

ということで、そのたぐいの本はあっても役に立たないということで、ペラペラと中身をめくってはどんどん片付けていった。

後、投資関係以外でもあきらかに駄作な本。

そういうふうに「興味ない分野」「駄作」はどんどん捨てられる。

 

でも、中途半端な本が残ってしまう。

「傑作ではないけど相応によい本」というやつ。

この辺になるとなかなか捨てるべきか判断がつかない。

もう本当に馬鹿みたいにすすまないので、これほど片付けにくいものはない。

 

ということで次はものを片付け始めた。

もともとジャンクなものをためてしまう性格なので、変なケーブルやらネジやら(今時)DVDドライブだとか箱だとかいろいろ溜まっている。

しかし、最近スイッチが切り替わったらしく、ガンガン片付けられた。

昔は「いつか使うかもしれないから、捨てるなんてもったいない」だったけど、「使う可能性は低いから場所と管理の手間がもったいないから捨てよう。本当に必要ならまた買えばいいさ」と感覚が変わったみたい。

 

ということで、勢いがついて片付けが快感にすらなりつつある。

あのゴミを貯めまくるころの自分とは大違いだ。

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