人に言われる事と本に言われる事の違い

人になにか指摘されるとなんとなく「目の前の人物に攻撃されている」と思ってしまうのか、表面上はどうであれ内心ではむっとしてします。

そして、反論を考えてしまう。

そして、だいたいそれを言ってしまう。

 

しかし、同じ指摘でも本に書いてあることであると「うん、そうだよなぁ」と素直に受け入れてしまう。

言われていることは同じなのに、なんでこう違うのか。

 

たぶん、目の前に言っている人がいるかいないか。

集団生活をする動物として人間は集団の中の位置づけには敏感である。

目の前の人に指摘されて受け入れたら、自分はその人よりも下位であることを認めたことになる。

(実際はどうであれ、そういう感覚が生じてしまう)

だから、指摘の内容に関係なく、自分の身を守るために指摘に反論してしまうのではないだろうか。

それに対して本の場合、目の前に人がいないので、その指摘を受け入れても自分の立場が下がってしまうことはない。

本の作者に対して劣った事にはなるだろうけど、それって自分の中だけのことで、世間には露呈しないよね。

だから、本でズバズバいわれても「まぁそうだなぁ」と受け入れられるんじゃないだろうか。

 

ということで、自分の弱点を見つめたりするときは、対人より対本したほうがいいのではないかなぁ、とか思いました。

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