昔からアイディアが出るのは三上と言われます。
三上というのは、馬上(移動中)、枕上(布団の中でうとうとしている時)、厠上(トイレの中)の3カ所を差しています。
あれ、それだけ?
なんかもっといろいろないのかなぁ……
これだけじゃアイディアなんて全然出てこないじゃないか。
ということで、アイディアが出る場面をたくさん考えてみた。
(主に小説のアイディアが出やすい場面ですが、それ以外のアイディアがでる場面も書いています)
○お風呂の中
体洗ったりしていると何故かアイディアが浮かんできます。お風呂は結構高ポイント。でも、湯船につかりすぎてのぼせると頭が止まるのでアイディアが出てこなくなります。
○散歩中
乗り物に乗っている時でなくても、ゆるゆる歩いているとアイディアが出ることがあります。
血行がよくなるから?
○買い物中
買い物をしているといろんな物が目に入ってくる上、たまに印象的な人にぶつかります。
雰囲気がいい人とか、なんでそんな格好しているの的な人とか、雑談していてその内容が琴線に触れるとか。
そんなものに触れていると、ふと思っても見なかったアイディアが出てくることがあります。
○とにかく楽しいことをした後
なんでもいいので、心の底から楽しいと思えることをやります。
すると、その気分がしばらく持続して、その間は脳みそフル回転状態になります。
そんな時に楽しいアイディアがふっと浮いてくることがあります。
○逆に嫌なことを長時間している時
「いやだなこれ……」と思うような作業(単純作業で長時間)をやっていると、精神が目の前のことから逃げようとして妄想が繰り広げられます。
嫌な作業でも複雑なことだとそんな余裕が無いので、ある程度単純な作業で時間がかかることが必要です。
そしてその妄想が延々と続くと、ある時「あれ、このアイディアおもしろくね?」というような金山にぶつかることがあります。
まぁ、アイディア出しのためにわざわざいやなことをやろうとは思いませんけど(汗;
○もったいない作品にあった時
設定はいいのに、なんか生かしきれてない。そうじゃない、もっとこういう方向に話を振って欲しいんだ! みたいな作品をみるとモヤモヤしてきます。
そして自分なりの展開が頭のなかで花が咲きます。
その気持ちを文章にぶちまけると作品ができるかもしれません。
この場合、アイディアというより衝動ですね。
○寝る前の数時間
「そろそろ寝なきゃ」と思うとタイムリミット感が生まれて、なぜか頭が回転しだします。
タイムリミット感がキモなんだと思います。
そして、そこからやる気が出ちゃってつい夜更かし……
○休暇の最終日の夕方
これもタイムリミット感。
時間がないと思うほどに発想パワーが出てしまいます。
逆に余裕がありすぎるとアイディアとか出てきません。
◯参考情報
「知的創造のヒント」という本に
「なるべく些細な事に関心が向けられている方が精神の自由には好都合である。三上はそういう状態をつくりだすのに適しているということであろう」
という一文をみつけました。
たしかにそうかもしれない。
特別な注意がいらないちょっとしたことをしている時(風呂で体を洗うとか)に妄想が爆発することがあるわけだから。
こんなところ?
また折を見て追記していこう。